ドイツは電力市場改革の大部分を今年完了し、2030年までに電力構成における再生可能エネルギーの割合を大幅に増やすことを目標にすると、ロベルト・ハベック経済大臣が現地時間2月20日月曜日(月曜日)に述べた。
ヨーロッパ最大の経済大国であるドイツは、この地域最大のエネルギー消費国でもあります。ドイツは2030年までに電力の80%を風力と太陽光で発電することを目指しているが、昨年ロシアからの化石燃料の輸入を削減したことでこの目標はより緊急性を増している。
ハベック氏は月曜日の電力市場改革に関する協議会議で、「2023年までに必要な作業のほとんどを完了するだろう」と述べた。
先月発表されたデータによると、ドイツの2022年の電力消費量は合計484.2テラワット時(TWh)となり、前年比4.0%減となる。発電量は506.8TWh、前年比0.4%増加。再生可能資源から生成された電力の 48.3 パーセント(以前は 42.7 パーセント)。発電された電力の25.9%が再生可能資源、25.9%が陸上および洋上風力発電、11.4%が太陽光発電、11.4%がバイオマス発電8.2%、水力その他2.8%となっている。
ハーベック氏によると、石炭と原子力発電が段階的に廃止され、その移行期としてドイツ政府は天然ガス火力発電プロジェクトの入札を開始する準備を進めているという。同氏は、これらの入札は今四半期に準備が整い、天然ガスは近いうちにクリーンエネルギーの電気分解によって作られる水素などのゼロカーボン代替品に置き換えられるだろうと述べた。
ドイツ政府の課題は、電気自動車とヒートポンプの普及に伴い、電力需要も増加することだ。ハベック氏は、ドイツ政府の作業想定では、同国は2030年までに700~750TWhの電力を使用すると述べた。
ハベック氏は、ドイツの電力改革計画は、より安定した電力源を持つ可能性が高い他のEU加盟国の計画とは異なると指摘した。
ドイツは2011年に脱原発の目標を掲げ、ロシア・ウクライナ紛争の勃発を受け、ドイツ政府が残り3基の原発の運転を今年4月まで延長したにもかかわらず、ドイツの脱原発目標は達成されなかった。変わっていない。
対照的に、ドイツの隣国フランスは原子力への依存度が高い。フランスは原子力発電の割合が世界で最も高く、2010年代に入っても70%以上で安定している。
投稿日時: 2023 年 3 月 10 日